2018-07-05
宇宙センター便り
H2Aロケット無事に打ち上げ
6月12日、情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH2Aロケット39号機が打ち上げられました。筆者は今年入社したため人生で初めて打ち上げに立ち会いましたが、重いロケットが重力を振り払い、種子島の遥か高い空に向けて真っ直ぐに昇っていく様子はやはり壮観でした。またその感動以上に、この轟音を日常のものとして受け入れて下さる島内の皆様への感謝が、胸の内にこみ上げてきました。
宇宙技術科学館で職場体験学習
5月22日から24日の3日間、中種子中学校の生徒1名が宇宙科学技術館で職場体験学習を行いました。1日目、種子島宇宙センターの概要を学んだ後、スタッフと一緒に館内の巡回や施設案内ツアーで発表する案内文の作成と練習などを行いました。
2日目には、小学校を対象に体験学習の一環として行われている移動宇宙教室に補助員として参加してもらいました。最終日には、練習した施設案内ツアーの案内文の発表を行いました。
3日間の職場体験学習を通して、種子島宇宙センターで働く人たちの様子や、働く楽しさ、大変さを学んでもらいました。
金井宣茂宇宙飛行士帰還!
2017年12月17日にバイコヌール宇宙基地から宇宙へ旅立った金井宣茂宇宙飛行士は、2018年6月3日午後9時39分(日本時間)、168日間にわたる宇宙滞在を終え、ソユーズMS-07宇宙船(53S)にてカザフスタン共和国に無事、着陸しました。
低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)運用状況
2017年12月23日に種子島宇宙センターから打ち上げられた超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)は、打ち上げ後の衛星の機能性能の確認及び軌道変換を行う「初期段階フェーズ」を3月に完了し、大気抵抗を用いて少しずつ起動高度を降下させていく「軌道遷移フェーズ」へ移行しました。
「つばめ」の小型光学センサは、口径2cmの小型軽量の広域撮影用光学センサで、取得する画像はカラー画像です。撮影時の衛星の軌道高度は398kmで愛知県名古屋市付近を撮影した画像です。