資料館だより

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特別編 中種子町郷土誌⑭ 「学童疎開①」

 昭和16年12月8日、日本軍によるイギリス領マレー半島およびシンガポールへの進攻、そして真珠湾攻撃により太平洋戦争が開戦されました。これは、中種子町制施行(昭和15年11月)の翌年のことです。
 太平洋戦争は文字通り総力戦として、全国民を動員することとなり、昭和16年の開戦時には240万人とすでにふくれ上がっていた軍隊が、昭和19年2月末には398万人にもなっていました。昭和20年8月には軍事動員数は719万人にも及んだといいます。
 そのような中、学童疎開は、空襲が激しくなった昭和19年夏に始まりました。米軍による本土爆撃に備え、大都市の小学校児童を安全な地方へ一時移住させたのです。
 昭和20年4月には「学童集団疎開強化要綱」が出たため、種子島全島の国民学校初等科2~6年生までの疎開が開始されました。
 種子島や甑島などの離島の学童疎開は、大都市から安全な地方へ空襲を避けるための疎開とは違い、やがて米軍が上陸し、本土決戦の前哨戦の地となるかもしれないという緊迫した状況下で、しかも鹿児島本土に無事渡れるかどうかもわからない時に行われたものです。
 4月になると出発日こそ違いましたが各校区の児童は、軍のトラックに乗り西之表へ向かい夜を明かし、憲兵の指示で船に乗り薩摩郡の各村へ疎開しました。

 

 

夏バテ防止!暑い夏を乗り切ろう!!

 日ごとに暑さが増してきました。今回紹介する料理には、夏の紫外線から体を守る緑黄色野菜や食欲を刺激する香辛料などを使用しています。
 夏の食欲低下の原因は、脱水を防ぐために水分を大量に摂取することによる塩分不足です。水を大量に飲んだ時には、ほどよく塩分を摂るようにするなど、脱水を防ぎつつ食欲低下を防ぎましょう。

料理方法
1.玉ねぎ、トマト、ピーマンは粗いみじん切り、ナスは皮をむいて小さな角切りにして水にさら
  す。ニガウリはワタや種を除いて粗いみじん切りにし、塩もみをして熱湯をかけてアクを抜く。
2.フライパンにサラダ油を熱し玉ねぎ、水気を切ったナス、ニガウリ、豚ひき肉の順に炒める。
  ※玉ねぎは飴色になるまで炒める。
3.2にカレー粉4gを加え、少し炒めたらトマトを加えて弱火で汁気がなくなるまで煮込む。 
4.3を塩・コショウで調味し、味をみながら残りのカレー粉2gとピーマンを加える。
4.器にご飯を盛り、4をのせる。

夏野菜たっぷりドライカレー(2名分)

米     150g
玉ねぎ    80g
ナス     35g
トマト    80g
ピーマン   10g
ニガウリ   10g
豚ひき肉  120g
カレー粉    6g
塩       1g
コショウ    少々
サラダ油    適量