宇宙センター便り

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H-ⅡAロケット36号機打ち上げ日決定

 H-ⅡAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打ち上げ日が10月10日(火)に決定しました!
 今回の衛星「みちびき4号機」は、6月1日にH-ⅡAロケット34号機で打ち上げられた「みちびき2号機」と同じ、準天頂軌道へ打ち上げられます。
 2018年度から4機体制の運用になり、山間やビルの谷間でも正確に自分の位置がわかるようになって、補強信号を利用することで測位精度を数センチまで高めることができます。
■打ち上げ予定日
 10月10日(火)
■打ち上げ予定時刻帯
 午前7時頃
■打ち上げ予備期間
 10月11日(水)~11月30日(木)
※打ち上げ予備期間の打ち上げ予定時間帯は、打ち上げ日毎に設定します。

きぼう船内ドローン「Int-Ball(イントボール)」

 今日も元気に(おそらく?)日本の国際宇宙ステーション実験棟「きぼう」で活動しているJAXAのドローン「Int-Ball(イントボール)」。6月4日、米国のドラゴン補給船運用11号機によって打ち上げられました。
 イントボールは、直径約15センチ、重さ約1キロの球形。体の周りに12個の小さいファンが付いていて、筑波宇宙センターからの移動命令を受けて、ファンから空気を出してISSの「きぼう」日本実験棟内を移動します。
 現在、「きぼう」日本実験棟内での宇宙飛行士の作業状況は、手持ちカメラで撮影し映像を地上に送っています。
 このカメラの準備や撮影に時間がかかり、宇宙飛行士の作業時間の約10%程度を撮影が占めています。こうした撮影時間を減らすため、イントボールは開発されました。最終的には、宇宙飛行士による撮影時間を「ゼロ」にすることを目指しています。