2018-01-01
宇宙センター便り
年頭のごあいさつ
皆様、新年あけましておめでとうございます。宇宙センター所長の藤田です。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
昨年2017年は、計6機のロケットを種子島宇宙センターから打ち上げるという宇宙センターが発足して最多となる打ち上げ機数を達成した年となりました(本執筆時はまだ6機目は打ち上がっていませんが、打ち上げ成功に向けたJAXA職員・関係者の努力と手腕を信頼してしたためました)。これだけの機数の打ち上げ成功を達成することができたのも地元の皆様のご理解・ご協力があってからこその偉業と感じております。あらためて御礼申し上げます。
さて、迎えた2018年は、種子島宇宙センターにとって記念すべき節目となる年です。今から50年前、1968年(昭和43年)9月17日に種子島宇宙センターから初めてロケット(高層気象観測用固体ロケットSB-ⅡA9号機)が打ち上げられました。このロケット1番機から半世紀を迎える本年を記念すべき年とし、これまでロケットと宇宙センターを支えてくれた方々への感謝と今後も変わらぬJAXAへのご支援とご期待を頂ける催しを計画していきます。皆様には例年と異なるイベントを楽しんでもらえるように関係者が奮闘しておりますので期待してお待ちください。
本年は戊犬(つちのえいぬ)の戌年で、燃え尽きた豊かさや幸せの灰の中から新たに芽生えた意味や価値が成長する年とのことです。宇宙センターとしても50年の成果をステップに新たな主力ロケットH3の開発を加速するにふさわしい年です。
皆様にとって未来に向けて羽ばたく良い年でありますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。