資料館だより

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たぬきの置物①

 毎月、資料館には町民や来館者の方から多くの質問や問い合わせがあります。その内容は、すぐに回答できる簡単なものから、調査が必要な難解なものまで多岐に渡ります。今年の10月には「旧種子島空港駐車場と中種子町自然レクリエーション村(熊野)の前にある『たぬきの置物』はなぜあるのですか?」という問い合わせがありました。
 多くの町民の記憶に残っている旧種子島空港駐車場の『たぬきの置物』。平成18年3月の新種子島空港の開港に伴い、目にすることはなくなりましたが、今も当時と同じ場所にとぼけた顔で建っています。また、熊野海水浴場やロケット基地に行く時に目にする自然レク村入り口前の『たぬきの置物』。こちらは長年の風雨と塩害により大部分が劣化した痛々しい姿で建っています。
 この2匹の『たぬきの置物』について、郷土誌や過去の広報誌、旧種子島空港の資料などを調べてみましたが、『たぬきの置物』についての記載はありません。なぜこの場所に建っているのか考えたこともありませんでしたが、この機会に建立の経緯などについて知りたいと思いますので、ご存知の方がいらっしゃいましたら、情報提供して頂きたいと思います。
 果たしてこの2匹の『たぬきの置物』は親子なのか兄弟なのか、それとも赤の他人(狸)なのか。詳細がわかりましたら「資料館だより」に掲載します。